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引越し業者が破損・紛失した荷物は保険で補償してもらえる?


引越しで心配になるのが、荷物の破損や紛失です。引越し業者が荷物を破損・紛失した場合、保険で補償してもらえるのでしょうか。

引越し業者が加入している保険について解説します。心配な方は参考にしてください。

引越しで荷物の破損・紛失は起こりうる

引越し業者で働くスタッフの多くは、万全の研修を受けてから現場へやってきます。

まさに、引越しのプロといえる知識と技術を有するので、依頼者が驚くほどのスピードと正確さで引越しを行ってくれます。

とはいえ、人間が行うことなので、すべての引越しを完ぺきに行うことはできません。丁寧に作業をしているつもりでも、何かしらの原因で荷物を破損・紛失してしまうことはあります。

荷物の破損・紛失は保険で補償?

避けがたい事故なので仕方がないこととはわかっていても、自分の荷物が破損・紛失するとショックですよね。焦ってしまいますが、ほとんどの引越し業者はこのようなリスクに備えて「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しています。

引越しの見積もり時などに、営業担当者から「保険に加入しているので万が一の時も安心です」といわれた方は多いはずです。この「保険」が運送業者貨物賠償責任保険です。

運送業者貨物賠償責任保険とは

運送業者貨物賠償責任保険は、引越し業者をはじめとする運送業者を対象に、貨物の輸送中に起きた事故などを補償する保険です。

引越し業者などが加入する保険なので、依頼者が保険料を支払うことはありません。引越し作業中に起きた荷物の破損や紛失は、基本的にこの保険で補償されます。

補償の限度額は引越し業者と保険会社の契約内容により異なりますが、1000万円に設定されていることが多いようです。万が一のときは、この範囲内で補償を受けられます。

運送業者貨物賠償責任保険で補償できる事故

ただし、すべての事故が補償の対象になるわけではありません。補償の範囲も引越し業者と保険会社の契約内容により異なります。

火災や爆発、トラックなどの衝突などによって生じた損害、盗難、荷物の紛失により生じた貨物の賠償責任に対応するタイプとより幅広い事故で生じた貨物の賠償責任に対応するタイプなどがあります。

つまり、引越し業者が契約している運送業者貨物賠償責任保険により補償の対象になる事故は異なるのです。引越し会社の営業担当者から「保険に加入している」と聞くと安心してしまいますが、補償の範囲まで確認しておくことが重要です。

運送業者貨物賠償責任保険で補償できない荷物

また、運送業者貨物賠償責任保険は、すべての荷物を補償の対象としているわけではありません。荷物の中には補償されない荷物もあります。

補償されない荷物の代表として挙げられるのが、宝石・貴金属・現金・有価証券・美術品・骨董品・公序良俗に反するものなどです。多くの引越し業者は、これらの荷物を運搬できない荷物として挙げています。

ダンボールなどで梱包すれば気づかれずに運搬してもらえるかもしれませんが、破損・紛失などしても基本的に補償はうけられません。

これらの荷物がある方は、作業開始前に引越し業者に相談しましょう。「自分で運んでください」など、指示を受けられるはずです。

運送業者貨物賠償責任保険は建物の損害を補償しない

運送業者貨物賠償責任保険は貨物の輸送中に起こった事故で生じた損害に対応する保険です。トラックへ荷物を積み込んでから輸送中、保管中、荷下ろし中に起きた事故に対応する保険なので、建物の損害は補償しません。

つまり、荷物の搬出・搬入などで建物が損傷しても、引越し業者が建物の損害をカバーする特約などに加入している場合を除き、運送業者貨物賠償責任保険から補償を受けることはできないのです。

建物の存在は引越し業者が対応

建物の損害は補償してくれないと聞くと心配になりますよね。気持ちはわかりますが、過度に心配しすぎる必要はないかもしれません。

引越し業者の責任が明確な場合は、運送業者貨物賠償責任保険が補償してくれなくても引越し業者が対応してくれるからです。

ただし、責任の所在を明らかにすることは難しいとされています。引越し後に建物の傷などを発見した方は、写真を撮った上で引越し業者に連絡すると良いといわれています。

引越し前の写真もあれば望ましいですが、傷つく場所を予想することは難しいのでなくても構いません。引越しで傷ついたことを説明し対応を求めると良いでしょう。責任の所在が分かりやすいように、連絡は出来るだけ早く行ったほうが良いとされています。

運送業者貨物賠償責任保険は使える保険?

一般的に、引越し業者が運送業者貨物賠償責任保険に加入していれば安心して利用できるといわれています。確かにその通りですが、完全に信頼するのは危険かもしれません。

引越し業者の中には、保険を使いたがらないところがあるといわれているからです。保険を使いたがらない理由は、翌年以降の保険料がアップするためのようです。

引越し会社の責任で荷物が破損・紛失したとしても、このような引越し業者に損害を請求して認めさせることは簡単ではありません。このような業者を避けたい方は、利用した方の口コミを参考にすると良いでしょう。

事故時の対応を投稿しているものがあるからです。これらを確認して信頼できそうな引越し業者を選べば安心です。(※引越し業者の責任ではないにもかかわらず、賠償してくれないといわれているケースもあります)。

依頼人が加入する引越荷物運送保険

引越し中の事故が心配な方は、依頼人自らが加入する引越荷物運送保険に加入するとよいかもしれません。

引越し業者の中には、引越荷物運送保険を案内しているところがあります。引越し業者から賠償が得られないときに備えられます(引越荷物運送保険でも補償してもらえないケースはあります)。

補償の範囲は加入する引越荷物運送保険により異なります。補償の限度額も加入する保険により異なります。

一般的なケースでは、数百万円~1000万円程度に設定されていることが多いようです。限度額とあわせて確認したいポイントが免責金額です。引越荷物運送保険の多くには、免責金額が設定されています。

免責金額とは、保険金の支払いを受ける事故が起きたときに契約者が負担しなければいけない金額です。損害額が免責金額を超えたときに、損害額から免責金額を差し引いた保険金が支払われます。

免責金額が設定されていると保険料が安くなる反面、小さな損害に保険を利用できなくなってしまいます。どちらが良いとは一概に言えないので、引越荷物運送保険に加入する方は免責金額と保険料を確認しておきましょう。

まとめ

引越しのプロである引越し業者が作業をおこなっても、一定の確率で事故は起こります。

荷物の破損や紛失が心配な方は、引越し業者が加入している保険を確認しましょう。多くの引越し業者は運送業者貨物賠償責任保険に加入しています。

この保険は、貨物の輸送中に起こった事故で生じた損害を補償する保険です。一般的に、この保険に加入していれば安心といわれています。

ただし、補償の範囲などは確認が必要です。確認を怠ると事故が起きたときに補償を受けられないことなどがあります。

また、口コミなどで引越し業者の対応も確認しておいたほうが良いでしょう。これらをチェックしておけば安心して引越しできるはずです。


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